マグロを切ってすぐは色が悪い?10分で変わる”発色”の話

マグロの豆知識

こんにちは!名古屋・柳橋市場のマグロ屋「大伸」です😊

今回は、マグロを切った直後に起こる「発色」についてご紹介します。プロの目線でわかりやすく説明しますね!

切りたてのマグロは色が暗い?

マグロを解体したばかりの状態がこちらです。↓

切りたてのインドマグロ(ニュージーランド産・59kg)
切りたてのインドマグロ(ニュージーランド産・59kg)

「あれ、色が暗いな…」と感じませんか?
実はこれ、鮮度の問題ではありません。切りたてのマグロは、空気に触れていない分だけ色が暗く見えるんです。

そして10分後…↓

10分後に鮮やかな赤色に発色したインドマグロ
同じマグロが10分後には鮮やかな赤色に

鮮やかな赤色になりましたよね!これが「発色」という現象です。マグロの肉に含まれるミオグロビンという成分が、空気中の酸素と結びつくことで赤くなります。

「色が暗い」と「色が悪い」は全然違う!

ここが大事なポイントです。
「色が暗い=品質が悪い」というわけではありません。

少し黒っぽく見えても、肉質が良いものは時間が経てばちゃんと発色します。
でも最初から色が悪いもの(くすんだ色、変色しているもの)は、いくら待っても発色しません。これは最初から品質が良くないサインです。

プロが競り場で見るポイントは3つ

私たちが競り場でマグロの良し悪しを判断するときに見るのは、この3点です。

  • 色艶…ツヤがあるかどうか
  • 肉質…締まり具合、きめの細かさ
  • 脂の有無…脂が乗っているかどうか

色だけで判断するのではなく、この3点を総合的に見て「良い個体かどうか」を判断しています。同じ産地でも個体によって全然違いますから、良い個体を選ぶ目利きが大切なんです。

まとめ

  • 切りたてのマグロは色が暗くて当然→10分で発色する
  • 「色が暗い」と「色が悪い」は別物
  • 肉質が良ければ発色する、最初から悪い色のものは発色しない
  • プロは色艶・肉質・脂の3点で判断している

マグロについてご質問があればいつでもお気軽にどうぞ!市場に来られた際はお声がけください😊

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