養殖本鮪と天然本鮪、脂の違いは「指で水洗い」すればわかる!CM表示の意外な違いも

マグロの豆知識

こんにちは、名古屋・柳橋市場でマグロ仲卸を営んでいる大伸のケンです。

今日は毎日マグロを触っている仲卸だからこそ気づく、養殖本鮪と天然本鮪の「脂の違い」についてお話しします。

脂を指につけて水で流すとわかること

養殖本鮪の脂を指につけて水で流すと、指がギトギトと油っぽいままなかなか取れません。ところが天然本鮪の場合、同じように脂を指につけて水で流すと、意外とサラッと落ちるんです。

これは毎日マグロを触っている仲卸だからこそ気づく違いで、見た目だけではまずわかりません。おそらく養殖は配合飼料を与えて育てるため脂の質が均一になりやすく、天然は自然の中で多様な餌を食べて育つため、脂の質そのものが違うのだと思います。

「天然本鮪」とは言うのに「本鮪」としか言わない不思議

もうひとつ、皆さんに知っておいてほしいことがあります。テレビCMやお店の表示で「天然本鮪」という言葉、聞いたことがある方は多いと思います。天然のときはわざわざ「天然」とつけて強調するんです。

ところが養殖の場合、「養殖本鮪」とはあまり言わず、ただ「本鮪」とだけ表示されることが多いんです。天然だけがわざわざ強調される一方で、養殖はあえてぼかされている、そんな印象を受けます。

もちろん養殖には養殖の良さがあり、脂ののりが安定していて美味しいという魅力もあります。ただ、「本鮪」とだけ表示されている場合は、天然かどうかわからない(=養殖の可能性がある)ということは、知っておいて損はないと思います。


養殖か天然かは、どちらが良い悪いという話ではありません。ただ、選ぶときに違いを知っておくと、より納得してマグロを楽しんでいただけるのではないかと思います。

柳橋市場に来られた際は、ぜひ養殖と天然、両方の本鮪を食べ比べてみてください😊

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