キハダとメバチ、見分けられますか?答えは「目」にあります

マグロ

こんにちは!名古屋・柳橋市場のマグロ屋、大伸のオヤジです。

今日はクイズから始めます。上の写真、マグロが2本並んでいますよね。

左と右、種類が違うマグロです。どっちが何マグロか、わかりますか?

「マグロなんてどれも同じでしょ」と思ったあなた、この記事を読み終わる頃には、一発で見分けられるようになってますよ😊

正解は…左がキハダ、右がメバチ

正解を発表します。

  • 左:キハダマグロ(和歌山県・勝浦産、43kg)
  • 右:メバチマグロ(宮城県・気仙沼産、63kg、一本釣り)

見分けるポイントはいくつかあるんですが、一番わかりやすいのは…目の大きさです!

もう一度写真を見てください。左のキハダの目はシュッと小さめ。それに対して右のメバチは、まん丸で大きな目玉をしていますよね。

メバチの名前の由来は「目がパッチリ」

実は「メバチ」という名前、そのまんま「目がパッチリしているから目鉢(メバチ)」が由来なんです。

面白いのが英語の名前。メバチは英語で「Bigeye tuna(ビッグアイ・ツナ)」。直訳すると「大きい目のマグロ」。日本人も外国人も、みんな同じところに注目して名前を付けたわけです(笑)

ついでに他のマグロの名前も並べてみると…

  • メバチ → 目鉢 / Bigeye(目が大きい)
  • キハダ → 黄肌 / Yellowfin(日本語は「肌が黄色い」、英語は「ヒレが黄色い」)
  • クロマグロ → 黒鮪 / Bluefin(日本語は「体が黒い」、英語は「ヒレが青い」)

同じ魚でも、日本と海外で「どこを見て名前を付けたか」が微妙に違うのも面白いですね。

なんでメバチだけ目が大きいの?

あの大きな目には、ちゃんと理由があります。

メバチは、キハダよりも深くて暗い海を泳ぐマグロなんです。暗い深場でも餌をしっかり見つけられるように、目が大きく発達したと言われています。

キハダは表層の明るいところ、メバチは薄暗い深場。同じマグロでも、住んでいる世界が違うんですね。だから体つきも違ってきます。写真を見比べると、キハダは細身でスマート、メバチはずんぐり丸っこい体型なのがわかると思います。

味も違います

住む場所が違えば、もちろん味も違います。

キハダはあっさりした上品な赤身が持ち味。ちなみに今の時期は千葉の巻き網キハダが脂のっていて絶好調です。

メバチは赤身の旨みが濃くて、もっちりした食感。これから秋から冬にかけて脂がのってくる、寒い季節に強いマグロです。スーパーのお刺身で「マグロ」とだけ書いてあったら、メバチのことも多いんですよ。

市場に来れば、見比べられます

こうして2本並ぶと違いがよくわかりますよね。柳橋市場では、こんな光景が毎日普通に見られます。

「これは何マグロ?」「どこが違うの?」と聞いてもらえれば、いくらでも解説しますので、ぜひ遊びに来てください。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。大伸のオヤジでした!

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